睡眠時無呼吸・鼻疾患を中心とした保存的・手術的治療の提供
1.診療方針
耳鼻咽喉科疾患全般にわたり(特に睡眠時無呼吸・鼻疾患)、保存的な治療で改善困難な患者さまに手術的な治療を提供し、疾患の根本的な治癒を目指しています。
特に手術的治療では内視鏡やレーザーを使用したより侵襲の少ない治療方法に重点をおいており、外来手術や短期入院手術が可能となっています。
2.診療・検査内容
<睡眠時無呼吸症候群>
睡眠時無呼吸症候群に対しては、CPAP(持続陽圧呼吸療法)の導入にあたり鼻閉改善のための鼻内視鏡手術、また咽頭形成手術などを中心に行っております。
<慢性副鼻腔炎・鼻アレルギー>
慢性副鼻腔炎に対しては全例、副鼻腔のレントゲン写真や場合によってはCT撮影を行っています。その炎症の程度により、内服による保存的治療か、鼻内視鏡を用いた鼻副鼻腔手術が必要かを診断・治療を行っております。鼻アレルギーに対しては
精密なアレルギー検査の結果を踏まえて、保存的治療を中心に行っています。稀に、鼻閉感の強い方ではレーザーによる手術も外来にて行っております。
<慢性扁桃炎・その他咽頭疾患>
扁桃炎の場合、保存的治療の後に、必要な場合には手術治療も行っております。あまり手術までの間をお待たせすることなく予約を入れることも可能です。
<めまい・耳鳴>
めまいは、さまざまな原因があり、生じる疾患ですが、意外と内耳性めまいの占める割合は多いのです。また耳鳴も同様です。聴力検査を中心として、頭蓋内病変の確認を頭部MRIで行い、治療をしていきます。
このように、内服薬による保存的治療から、外来・短期入院手術まで患者さまのご要望にあわせた医療を提供できるように心がけていきたいと考えています。
また、あわせて慢性中耳炎などの聴覚・味覚や嗅覚といった感覚の疾患、頭頚部の腫瘍性疾患なども診察を行っておりますので、ご相談ください。
3.主な実績(2010年度)
<手術数>
鼻内視鏡下副鼻腔手術 35件
鼻中隔矯正術 21件
下鼻甲介切除術 12件
経鼻的翼突管神経切断術 11件
両側口蓋扁桃摘出術 4件
手術については毎週水曜日の午前中に予定を組んでおり、1日2件手術を行うこともあります。
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