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外科消化器科循環器科呼吸器科放射線科麻酔科眼科耳鼻咽喉科

最新の医療技術をもとに県内NO.1の肝臓がん治療成績

 内科のスタッフは鹿児島大学第二内科肝臓グループの出身者で、 肝臓病を中心に内科全般を担当しています。
 肝臓癌に対しては、IVR-CTによる精密検査での癌の個数・大きさ存在部位を正確に判定し、患者さんの肝予備能・年齢を含めて総合的に判断して血管造影による肝動脈塞栓術・ラジオ波焼灼・外科的切除の中から最も適した治療を選択しています。
 B型肝炎・肝硬変の治療は、ウィルスの増殖を抑える経口剤(ラミブジン、アデフォビル、エンテカビル)が使えるようになって大きく変わりました。非代償性肝硬変が著明に改善し、後に合併した肝細胞癌を切除できた症例もありますが、投与開始のタイミングが遅れると効果があまりでないこともあります。また、生涯薬を飲み続けなければいけない可能性があり若年者には投与しにくいことや耐性ウィルスの問題もあり専門的知識が必要です。
 C型慢性肝炎もペグインタ−フェロンとリバビリンの併用によって、タイプ1の高ウィルスでも5割前後が望めるようになりました。2011年後半には、ペグインタ−フェロンリバビリンにプロテアーゼ阻害剤併用が認可される予定で、著効率がさらによくなると思われます。
 また、細山田医師が総合内科の中で糖尿病を担当しています。肝臓疾患、虚血性心臓病、膵臓疾患を含む消化器疾患、睡眠時無呼吸症候群に合併した方も数多くおられ、他科と連携しながら治療をすすめています。その他にドックや検診で耐糖能異常を指摘され受診される方も多く、併設の生活習慣病センターとの提携で生活指導や治療を行っていますが、軽症糖尿病や境界型糖尿病であっても血管の硬化が進みやすい方もいますので、必要に応じ血圧脈波や頚動脈エコーなどを用いた動脈硬化の評価、管理や定期的なフォローも行っています。
 更に、当院では管理栄養士が11人常駐していて,入院中は食事勉強会も定期的に開催しています。ファックスやメールを用いて自宅での食事内容を送って頂き、栄養士がアドバイスも行うといった指導形式もとっておりきめ細かい指導を心がけています。
 今後は短期入院等も含めた糖尿病教育入院も更に充実させていきたいと思っております。
当科としては、最新の医療機器・知識・技術を駆使して時代の変化に対応できるよう常に、研鑽していきたいと考えています。


▼主な実績(2010年度)

▼医師紹介