取り組みについて
実施日・天気 |
平成19年9月22日(土)曇時々雨 |
カリキュラム |
桜島大根の間引き体験
昼食
|
JA鹿児島県中央会では、JAにおけるモデル的食農教育プランの開発を目指し、「JAあぐりスクール」を実施しています。
桜島大根の間引き体験
第2回のテーマは「桜島大根の間引き体験」。第1回に子どもたちがマルチを掛け、その後、持ち主の向高純斌(むこうだかすみたけ)さんが種をまいた桜島大根の畑からは、15cmほどになった大根葉が1つの穴から20本ほど出ていました。子どもたちは、向高純斌さんとJAグリーン鹿児島の上山営農指導員の指導のもと、その芽のなかから元気な苗を8本残す、間引き作業を行いました。
なお、間引き菜については、スーパーバックに入れ、それぞれの家庭の食用に持ち帰りました。
|

真剣に間引き菜を選別する子どもたち |
アンケートによれば、
「間引き体験は前回よりも難しかったです。」
「間引きをしないと栄養が苗に行き届かないと聞き、間引きはとても大切な仕事なんだなあと思いました。」
「すみたけさんは毎年あの大きな畑で作業を一人でやっているので大変だろうなと思った。」
と新しい知識が増えたことへの感動や、農作業の苦労を表現する感想が多く見られました。
JAあぐりスクール版「お弁当の日」
間引き体験の後は、昼食の時間。子どもたちは早起きして作ってきたお弁当を自慢しあいながら食べていました。 |

お弁当を自慢げに広げる子どもたち1 |

お弁当を自慢げに広げる子どもたち2 |
アンケートによれば、
「自分で作る弁当もおいしかったです。ぶりだいこんも楽しみにしています。」
とお弁当を作った達成感や、次の調理体験を心待ちにしていることを表現する感想が多く見られました。
また、保護者からは、
「今回のお弁当はすべて自分で材料から選び、お米を洗うところから自分でやりました。献立も立て、兄弟で協力して作りました。えらかったです。」
「私と一緒に夕飯を作ってくれたりするようになりました。少しだけ自立心が育っているように感じます。」
「桜島大根の間引き菜を食べることは多分一生で今回限りだなと思いながら食べました。栄養が高いことも知り、スーパーの野菜とはまたひと味ちがいおいしいなと感じました。」
と子どもたちの自主性が芽生えていることの報告や、子どもたちを媒介にして保護者自身が新たな味覚や知識に触れられたことへの喜びの声等が寄せられています。
体験型企画
このようにJAあぐりスクールでは、農作業や「お弁当の日」などの体験型企画を取り入れ、子どもの主体性を重視しながら、子どもが楽しめる取り組みを行っています。 |