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日本農業新聞
平成15年11月20日 戻る
JA改革さらに実践 鹿児島県大会 組織の総力を結集WTOなどで特別決議
  
 ”「農」と「共生」の世紀づくりをめざして”をテーマに19日、JA鹿児島県大会が鹿児島市のホテルで開かれた。大会のメーンとなる「安心・安全の提供とJA改革の実践」に関する大会決議を行い、 @安心・安全な農畜産物の提供と地域農業の振興 AJA経営の改革と健全性・信頼性の向上 B地域に貢献する協同活動の強化の3つを柱とする2004年度から3カ年の基本方針を満場一致で決め、その実践へ結束を強めた。

 農業生産の減退や農家の高齢化をはじめ、世界貿易機関(WTO)や自由貿易協定(FTA)交渉など厳しい環境の中、3年に1度開く同大会には行政なども含む関係者約500人が出席した。

 大会運営委員長の川井田幸一JA県中央会会長は「本日の大会を、本県JA運動の出発点にしたい。本県農業、JAの将来展望を切り開くため、JAグループ鹿児島のすべての関係者が心と力を合わせていこう」とあいさつした。

 また、1997年から実施している県内農業高校の生徒の優れた研究に対して贈る”農業高校等研究表彰”で、優秀賞の市来農芸高と阿久根農業高、奨励賞の加世田常潤高と鹿屋農高をたたえたほか、須賀龍郎県知事や溝口宏二県議会議長らが祝福した。

 引き続き、西高一規JAそお鹿児島組合長を議長に議事に入り、野村哲郎中央会常務の議案説明の後、下小野田寛JA鹿児島きもつき組合長が「安心・安全な農畜産物の提供と地域農業の振興」、児玉實光JAあいら組合長が「JA経営の改革と健全性・信頼性の向上」、中島彪JA南さつま組合長が「地域社会に貢献する協同活動の強化」について意見を表明した。

 これを受け、山田照美JA奄美組合長が朗読の3カ年の基本となる「安心・安全の提供とJA改革の実践」に関する大会決議を拍手で決めた。

 さらに、わが国農業・農村の存立基盤と食の安心・安全を確保するため、組織の総力を挙げて取り組む「WTO・FTA交渉」(橋口美一JA県青協委員長の朗読)、緊急の課題である「経済事業改革の実践」(生見詮治JAいぶすき組合長の朗読)に関する2つの特別決議も行い、川添スミ子JA女性協会長による「本大会決議を実践し、新たな協同組合運動にまい進する」大会宣言も採択した。

 大会後は記念講演もあり、宮端清次鰍ヘとバス特別顧問の「企業経営から得た教訓〜私の実践的企業経営論」を聞いた。
       

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