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日本農業新聞
平成15年10月 1日 戻る
 肝属和牛生産青年部を設立 若い力で産地盛り上げ 
 全国でも有数の和牛繁殖地帯である鹿児島県肝属地区の2市6町の若い和牛生産者たちが9月30日、「肝属和牛生産青年部会」を立ち上げた。
 
 高齢化による生産基盤のぜい弱化などに対応するとともに、「品質の高い牛づくり」をめざす。広域での生産部門の青年部組織は「県内でも初めて」(池田勝肝属畜連参事)という。

 青年部会設立は、同地区の和牛生産農家の平均年齢が67、8歳となり基盤が弱体化しつつあることや、肝属畜連などが提唱して取り組む、購買者が安心して求める「経済的子牛事業」が実績を上げているものの、地区内でも子牛価格の格差が大きいことなどに対応した。地域の繁殖基盤のリーダーとして研さんし、規模拡大を図りながら商品性向上を高める。

 会員は30人で、19から42歳。繁殖母牛の飼養は平均53頭。出荷基準として@日齢240日(8ヶ月齢)以内A産子数8産以内B地区基幹種雄牛の産子をクリアした同組織の子牛は、「ヤング・エイト(Y−8)=若い農場の末広がりの牛」という区別化した名称で市場に出すことにしている。

 また、肝属畜連では、青年部会員にはチモシーの共同購入で助成も行う。

 設立総会では鹿屋市の同畜連で開催、初代会長に山中健治さん(鹿屋市)を決めた。

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