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日本農業新聞
平成15年9月09日 戻る
 九州沖縄農業法人シンポジウム 地産地消さらに推進 
 九州・沖縄の農業法人関係者が一堂に、”進めよう!地産地消〜スローフード&スローライフ”をテーマにした「2003年度九州沖縄農業法人シンポジウム」が8日、鹿児島市のホテルであリ、基調講演を聞き、パネルディスカッションで語り合った。同シンポは、1998年から毎年開き、鹿児島県では初の開催。 

 輸入増加や価格低迷、食の安全性など農業経営を取り巻く環境は厳しいが、一方では食の安心を求める地産地消の取り組みが盛んになり、真の豊かさを求めて”田舎暮らしへのあこがれ”も高まって新規就農者が増えるなど、農業・農村に対する価値観も大きく変化してきている。      

 そこで、異業種経営者や消費者の参加も得て、「食や農」について語り合い、相互理解を深めようーと開いたもので、約280人が参加した。 

 主催者の本田信一鹿児島県農業法人協会会長らがあいさつの後、北島淳朗”かわなべ森の学校”代表が「廃校に暮らす・森の中のスローライフ」で基調講演した。    

 同学校は鹿児島県川辺町にあり、都市と農村の交流を通し、農村社会の地域づくりと都市生活者の癒しをテーマに活動している非営利むらづくりネットワーク。小学校の廃校跡地を利用し、農業体験や暮らしの知恵を学ぶ農村体験など行っており、その活動など紹介した。 

 また、パネルディスカッションでは秋山邦裕鹿児島大学農学部教授をコーディネーターに、本田会長や北島夫妻をはじめ行政、消費者、外食産業代表ら6氏がパネラーとなり、テーマに沿って意見を出し合った。

 9日は2コースに分かれ、鹿児島県内の農業関係など現地視察する。

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