鹿児島県病害虫防除所は3日、大豆・野菜類・花き類への「ハスモンヨトウ」発生予察注意報を出し、防除など呼びかけている。
同県農業試験場内(鹿児島市)では、平年に比べて3.2倍のハスモンヨトウの成虫が発生しており、8月下旬の県下一円の調査による現地でも、サトイモや根深ネギなどで幼虫や卵塊を確認していることから、今後、キャベツやハクサイ、エンドウ、ソラマメ、イチゴなど施設野菜、大豆、菊などで幼虫による被害の多発が懸念される。
このため、イチゴなど施設野菜や花きの施設開口部には防虫網を張ったり、ふ化直後の幼虫が加害した葉は白くなるため、幼虫が大きくならないうちに薬剤防除を促している。 |
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