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日本農業新聞
平成15年8月28日 戻る
 農高、JA・・・交流促進 鹿児島で研修会 事例発表や視察も 
  鹿児島県内の農業高校とJA・農家との連携・交流活動をより一層促進するための「2003年度高等学校農業教育(地域連携)実技研修会」(県教育委員会・JA県中央会主催)が26、27の両日、県立山川高校で開かれ、多彩なカリキュラムで連携・交流のあり方などを探った。

 研修会には、県内の10農業高校の教諭やJAいぶすき、農家、関係者の約40人が参加。初日は主催者などのあいさつの後、研修に入った。

 まず、東孝一郎山川町長が「地域農業振興から見る農業高校への期待」、菱川光久JAいぶすき参事が「JAの農業振興方策」で話し、山川高校の2教諭が「当校における地域連携」の中で、同校生徒がバイオサツマイモ苗を作り、JAを通じて農家に引き渡す活動が10年を迎え、その歩みなど報告。
 
 地域農業の実態現地研修では、指宿市の沢山岩男JAいぶすきオクラ部会長のほ場や同JA選果場を視察した。

 2日目のメーンは研究討議で、テーマは農家・JA・農高の「地域連携」。この中で、農家代表の久保四雄オクラ部会副会長は@農家と生徒の交流が少なく、農家実習などで農業の本当の魅力を知ってもらうことで後継者も育つAバイオサツマイモ苗以外の農作物でも農家との連携を増やしてもらえればーなどと述べた。          
 
 また、菱川参事は「農高の魅力のアピールが大事」、他の農高教諭らも「農高には待ちの姿勢があり、学校をアピールし、打って出る活動を」「生徒だけでなく、教諭自身も農家研修など積極的に」「農家の労働力確保が難しい中、生徒を労働力として確保する活動も」など出されたが、農家での生徒の宿泊体験では「受け入れには、特に妻や家族にとって大変な面もある」との指摘も。

 引き続き、学校ごとの「地域連携の現状と今後の展望」で報告なども行った。

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