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日本農業新聞
平成15年8月27日 戻る
 早期がん発見などに期待 最新CT装置導入 鹿児島厚生連病院
   鹿児島厚生連病院(鹿児島市)はより精密で早く検査でき、鹿児島県内の病院ではほとんど設置していない最新鋭の「マルチスライスCT装置(16チャンネル)」を導入し、25日に同病院で火入れ式を行い、稼働した。

 CTは、人体を透過してきたエックス線をコンピューター処理し、輪切りの像や立体画像など体の断面を見ることができる装置。

 今回の「マルチスライスCT」は、ヘリカルCTをさらに改良したもので、体の部分を細かく見ることができ、しかも幅が広いので早く撮影できる。そのため、
 
 @体の断面を薄い幅(現在は、1センチ幅で撮影後、さらに2ミリという小さい幅で撮影し直しており、16チャンネルとは0.5秒で0.5ミリ幅の像が16枚作れる)で撮れるため、細かい病変が見つかる

 A最初から細かいデータが作られるため、後から立体画像や病変の部分など画像を作り替えることができる
 
 B短時間に撮影できることから、患者の負担がない、検査件数を増やせる、被ばく線量が少なくなる、エックス線管球などの機器部品の耐用年数を伸ばせるーなどの利点がある。

 同病院では「早期がんなどの発見など診断機能の向上が期待される。また、立体表示画像も充実し、1部の血管領域では血管造影に匹敵するような画像が得られるため、血管造影検査をしないで血管病変を発見したり、内視鏡を使用せずに内部構造が見られるなど全身検査が行える」と話している。     
 
        

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