極早生ミカンをメーンにした、鹿児島の2003年産の販売戦略を協議する「早生みかん流通対策協議会」が21日、鹿児島市のJA県会館であり、「品質基準と販売時期を明確にしながら、食味を重視した売り場づくりと情報提供を行い、有利販売につなげる」基本方針など決めた。
同県の早生ミカンの今年産は、表年のため約2千328d(昨年2千d)の販売を見込む。9月中旬から露地物の出荷が本格化し、同下旬がピーク。作柄は、小玉比率が高く、肥大・内容共に遅れがちだが、全体的にはまずますに仕上がりつつある。
協議会には産地のみかん部会代表やJA、JA県経済連、県、県果樹試験場、県外市場関係者約40人が出席。協議では生産状況を説明した後、販売対策を話し合った。
その中で、@品質基準に基づいた販売期間の設定A量販店まで系列化した基本分荷の実施B情報販売による事前販売の強化C大型貨物自動車速度規制に対応し、海上・JRコンテナなどの活用で京浜市場での3日目販売の実現D地産地消による県内消費拡大ーの販売戦略を確認した。 |
|