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日本農業新聞
平成15年8月2日 戻る
 鹿児島農村医学研究会開催
  「2003年度鹿児島農村医学研究会総会」と「同研究会第35回中央研究集会」が1日、鹿児島市のJA県会館であり、関係者約100人が出席。総会では今年度事業計画など決めたほか、集会では記念講演や各種調査・研究結果を報告した。

 まず、総会では今年度事業として、第30回同研究会地方会出水地区研究集会を来年2月6日に阿久根市で開くことなど決めた。

 続いての研究集会では永田行博鹿児島大学学長が「働く女性の健康問題」と題して特別講演。「女性の平均寿命は84.9歳となったが、閉経後の期間が大幅に伸び、この期間を健康で楽しく過ごせるようにすることが目標」とし、死亡原因など示しながら種々の女性の健康について述べた。

 また、一般演題では7人が報告。「出水地域におけるイチゴ栽培労働環境整備への支援」(農業改良普及センター)の中で、「イチゴ生産者の就業条件・労働環境整備は不十分で、引き続き労働環境整備の推進を強化していく必要がある」とし、「動脈硬化検診としての血圧脈波検査」(JA県厚生連健康管理センター)では、「血圧脈波検査を導入したが、予想以上に若年者でも異常値を示す人があり、同検査は若年から積極的に行っていくべき」とした。

 さらに「一農村地域の口腔状況の分析から」(県歯科医師会)では、「歯牙の喪失は50歳代から始まり、60歳代で急激に進むことが再確認された。ほとんどの人が毎日歯磨きを励行しているが、1〜2回が大半で回数を増やした方がいい」と指摘した。。 
        

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