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がん早期発見(5)〜子宮がん〜


 子宮がんは死亡率が減ってきているがんのひとつです。

 子宮がんには頚がんと体がんがありますが、日本人では頚がんが多く、体がんは子宮がん全体の1割程度です。頚がんは検診が非常に有効で、死亡を減らす効果が証明されています。頚がんは50歳以上の中高年層では減ってはきていますが、逆に20〜24歳では約2倍、25〜29歳では3〜4倍に増加しています。これは、頚がんはヒトパピローマウイルスの感染が関係しており、性活動が活発な若い年代での感染の機会が増えているためと考えられます。

 子宮頚がんはヒトパピローマウイルスとの関係以外に、妊娠出産の回数が多いほどなりやすく、喫煙者は危険度が高くなるといわれています。検診としては、子宮頚部細胞診によってがん細胞をみつけます。細胞診は、子宮頚部の表面から綿棒などでこすりとった細胞を顕微鏡で調べます。自治体や病院等で広く行われている検査です。

 子宮体がんは閉経以降に危険度が上がります。妊娠や出産の経験がない方や、肥満・高血圧・糖尿病のある方では危険度が高くなるといわれています。体がん検診として、体部細胞診が一般的に行われていますが、病状が進行していない早期の段階で出血をみることが多く、不正性器出血での発見が約90パーセントといわれていますので、少量でも出血があれば、すぐに医療機関を受診すれば早期発見が可能です。また、下着にしみがつくことや下腹部痛も出血に次ぐ症状です。

 子宮がん検診は1年に1回は検診を受診し、気になる自覚症状があったら医師に相談しましょう。

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