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がん早期発見(4)〜乳がん〜

 1年間で35,000人の女性が乳がんと診断されており、乳がんにかかる人は増える傾向にあります。年代でみると特に40〜50歳代の女性に特に多く見られています。乳がんは早期に発見できれば、90パーセント以上の割合で完全に治すことができます。そのため、早期に発見することが何より大切です。早期発見のためには、定期検診が重要ですが、乳がん検診の受診率は非常に低いのが現状です。

 乳がんは女性ホルモンの影響を受けて発症するのが特徴としてあげられます。初経が遅い、閉経が遅い、出産経験がないという人の危険度は高くなります。また、乳がんになりやすい体質は遺伝すると考えられているため、家族に乳がんになった人がいれば、乳がんの危険性が高くなるといわれています。

 乳がんは体の内側の奥深くにある臓器のがんとは違って、自分で乳房を触って発見することが可能です。1ヶ月に1回、自己検診を行って乳房の変化を早く発見することが、早期発見のポイントです。それにプラスして、定期的に医師による検診を受けることも重要です。検査には、マンモグラフィーと超音波検査があります。

 マンモグラフィーは、乳房を片方ずつ、エックス線フィルムを入れた台とプラスティクの板ではさんで、乳房を平らにして撮影します。超音波検査は乳房に超音波の発信器を当てて、乳房内の様子を画像化する検査です。

 検診としては、30代は超音波検査が40代以降はマンモグラフィーが望ましいといわれていますが、自己検診と併用し、マンモグラフィー、超音波検査のどちらの検査も2年に1回は受診するようにしましょう。で、便潜血反応で陽性がでた場合の精密検査として実施されることが多くなっています。

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