JA鹿児島県中央会トップへ
中央会事業紹介 WTO農業交渉 JA青年部 バケツ稲作り
直売所情報 日本農業新聞 JA女性部 図画・作文
健康のツボ 家の光図書    
健康のツボ
戻る
骨粗しょう症の予防(3)〜運動編〜


 高齢になると運動をすることは負担になるのではないかと心配する人もいますが,無理をしない適度な運動は,骨を守るためには非常に大切です。

 運動をして骨に圧力がかかると,骨の表面にマイナスの電位が発生します。そこにプラスの電位をもつカルシウムがくっつくため,運動をするとカルシウムが骨に沈着しやすくなり,骨が強くなります。

 また,運動をすると血流がよくなって骨芽細胞の働きが活発になり,骨がつくられやすくなります。ほかにも,筋肉が強くなる,反射神経が維持できるなどの効果があります。
 
 骨を強くするための運動は,エアロビクスや筋力トレーニングなどの運動が効果的だといわれています。しかし,高齢者の場合はウォーキングや水中ウォーキングなどが適しているといえます。週に2〜3回,1回に30分〜1時間程度続けられるとよいでしょう。運動は少しずつでもよいので,無理のない範囲で長く続けることが重要です。治療中の病気があるかたは担当医に相談して運動を行いましょう。

 また,特別に運動をしなくても,掃除などの家事,ガーデニングなど,日常生活のなかで積極的に体を動かすと,自然に骨に負担がかかり,運動したのと同じような効果も期待できます。まめに体を動かし活発な日常生活を送ることは,簡単で効果的な予防方法ともいえるでしょう。

All Right, Reserved (c) JA GROUP KAGOSHIMA 2003