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目を大切に(3)〜緑内障〜


 緑内障は、網膜に写った像を脳に送る視神経が障害され、視野が狭くなる病気です。放置しておくとどんどん進行し、視野がほとんどなくなり失明することもあります。
 
 緑内障が起こる主な原因は、眼球内にかかっている眼圧が高くなることです。高い眼圧によって、視神経が圧迫されて起こります。眼圧が高くなる要因には、体質やストレス、加齢などがあります。
 
 ただし、最近では眼圧が基準値の範囲内にあるにもかかわらず、緑内障になる、正常眼圧緑内障の人がたくさんいることがわかってきました。(正常眼圧緑内障の人の眼圧は、もともとが低めだという説があります)

 緑内障の初期には、特有の症状はほとんどありません。眼が疲れる、眼が重い、頭が重い、肩がこるなどの日常的によくある症状から始まることがあるので、このような症状を見逃さないように注意しましょう。病状が進行すると、視野に欠けた部分が現れるようになります。視野の欠けた部分は次第に広がり、末期になると見える部分はわずかになってしまいます。

 緑内障の治療は、眼圧を下げて、これ以上病気を進行させないために行ないます。薬で眼圧は下がっても、薬をやめてしまえば眼圧はまた上がります。医師の指示を守って、薬を継続して使用することが大切です。

 緑内障は一生付き合う病気と考えて、薬を正しく使いながら、寝不足やストレス、過労を避けて日常生活を整え、眼圧をコントロールしていきましょう。また、症状がなくても、40歳を過ぎたら1年に1回は眼科で検査を受けて確認しましょう。

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