JA鹿児島県中央会トップへ
中央会事業紹介 WTO農業交渉 JA青年部 バケツ稲作り
直売所情報 日本農業新聞 JA女性部 図画・作文
健康のツボ 家の光図書    
健康のツボ
戻る
目を大切に(1)〜老眼〜

 40歳といえば働き盛りの年代で、雰囲気の若い人もたくさんいますが、体のなかではすでに加齢によって起こる変化(老化)が始まっています。老化によって起こる目の変化の代表的なものが老眼です。
 
 眼の中には、カメラのレンズの働きをする水晶体という組織があり、毛様体という組織とつながっています。毛様体の働きによって繊維が引っ張られると、水晶体は薄くなり、繊維が緩むと水晶体は厚くなります。私たちは毛様体の働きによって、水晶体の厚さを調整し、ピントを合わせています。若いころは、水晶体と毛様体によるピント調節がスムーズに行なわれますが、加齢により毛様体の機能が低下してくるとピント調節がうまく働かなくなります。このような状態が老眼です。その主な原因は、水晶体が硬くなることにあります。
 
 老眼の症状は、近くが見にくい、特に暗い場所で見にくい、近くを見ていてすぐに遠くを見るとピントが合わないなどですが、年齢とともに少しずつ進行していきます。さらに、進行した状態で近くを見ようと眼を凝らしていると、眼が疲れる、肩がこる、首筋が張るなどの症状が現れることもあり、ひどくなると頭痛が起こることもあります。
 
 老眼かな?と感じたら眼科を受診しましょう。老眼と診断されたら、老眼鏡をつくって視力を矯正することが必要です。必ず眼科で処方してもらい、自分にぴったり合った眼鏡をつくりましょう。老眼は、眼鏡をかけてもかけなくても進行します。老眼鏡に抵抗がある人もいるかも知れませんが、視力が衰えて不自由な生活を送るよりも、老眼鏡を使って元気にいきいき過ごすほうがよいでしょう。老眼は65歳くらいまで進行するので、3〜4年ごとに視力のチェックを受け、必要があれば老眼鏡をつくり替えましょう。

 

All Right, Reserved (c) JA GROUP KAGOSHIMA 2003