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皮膚の悩み(2)〜がんこな水虫〜


 水虫は「白癬菌」というカビの一種によって起こる病気です。白癬菌はからだのどこにでも寄生することがありますが、特に手足の皮膚にできたものを「水虫」と呼びます。
皮膚はいくつかの層に分かれていますが、白癬菌は皮膚のいちばん外側にある「角質層」に寄生し、増殖していきます。角質層は外部の刺激や雑菌から身体を守る働きがあり、強固にできていますが、いったん白癬菌がすみつくとかえって簡単には追い出せなくなります。白癬菌は低温で乾燥している冬場は休眠状態で、高温で湿度の高い春先から夏にかけて活性化し、増殖して患部を悪化させます。

 水虫は治療をしてもすぐ再発するといわれますが、治療が不完全のため白癬菌が全滅せず、生き残りが潜んでいるからです。そのため水虫治療は根気よく続けることが大事です。

水虫治療のポイントとして

@ 薬は決められた期間きちんと使い、かかとや爪など、角質が厚いところはラップフィルムなどを巻   いて、薬の吸収を高めましょう。完治するためには、最低でも3〜4ヶ月は薬を塗り続けなければな  りません。

A 家族に水虫の人がいる場合は、家族内で白癬菌をうつし合うこともあるので、家族ぐるみで対策を  行なうことが必要です。玄関先で足を洗い、家の中に菌を持ち込まないようにすることも、家庭内  感染を防ぐ方法です。

B 水虫にならないためには、菌との接触を避けることが重要です。共用のスリッパやバスマットなど  から白癬菌がうつることもあるので、使用した場合には菌が角質層内に侵入する前によく洗って   菌を取り除きましょう。

C 白癬菌が好むのは高温多湿で不潔な状態なので、とくに足をできるだけ乾燥させ、清潔にしまし  ょう。デスクワークの時などは、靴を脱いで風通しのよいサンダルに履き替えるのもよいでしょう。

 このような日常生活の注意を行い、医師の指示を守って治療を続ければ必ず水虫は治ります。



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