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生活習慣を整える(1)〜朝食抜き〜

 生活習慣病(高血圧、動脈硬化、心臓病、糖尿病)の予防には、生活習慣を整えることが重要です。「健康習慣と病気の因果関係」を研究した結果から、生活習慣の中で、「朝食、睡眠、栄養バランス、喫煙、飲酒、過労、ストレス」などが、健康と関連が深いことがわかっています。

 朝食は、午前中の生活に必要なエネルギーを体に与え、睡眠によって低下した体温を上昇させ、脳や体を刺激する役目を果たします。また、1日の生活リズムを整えるためにも、重要な役割を果たしています。「朝食をとらない」「一度の多量のエネルギーをとる」など、不規則な食生活をつづけていると血液中のコレステロール値が上昇し、肥満になりやすいといわれています。肥満は、生活習慣病発症の要因となります。

 朝食の上手なとり方は、炭水化物、たんぱく質、脂肪を適量取る。これは、朝食には、速やかにエネルギーを体に補給してくれる炭水化物(糖質)が欠かせません。さらに、朝は体温が低下していますから、体温を上昇させる効果のあるたんぱく質も欠かせません。また、脂肪はゆっくり吸収されてエネルギー分解されるので、日中の活動のスタミナ源になります。「一度に多量に食べる」など、不規則な食生活としている人より、3回に分けて食べる人のほうが血液中のコレステロールは低い傾向にあるので、栄養バランスは朝食1食だけでなく、1日の中でトータルで考えましょう。また、「塩分のとりすぎ」は生活習慣病を促進するので、濃い味つけが好きな人や外食の多い人は注意しましょう。細胞の活動に必要な「ビタミンやミネラル」も朝食でとるのが合理的です。また、おいしい朝食をとるためには、夜9時以降はできるだけ間食をしないことも大切なポイントです。

 健康習慣の1つとして食事を考えると、朝食だけでなく、朝、昼、夜と、1日3回きちんと適量で腹8分目に食事をとることが重要です。健康な食習慣は、1日の食生活のリズムだけでなく、生活全体のリズムも整えてくれます。
 ゆとりをもって、1日を始めるためにも、朝食は抜いたりせずに、きちんととるようにしましょう。

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