鹿児島厚生連病院(鹿児島市天保山町)が、日本睡眠学界の睡眠医療認定医療機関(A型)に認定された。
厚生連関係では、全国でもJA長野厚生連篠ノ井総合病院と2カ所しかなく、鹿児島県内では他の病院を含めて初めての認定。
近年、注目されている睡眠時無呼吸症候群や不眠症など呼吸器系疾患のすべての医療に対応できる病院としてのお墨付きで、患者や関係者は「信頼できる医療機関」と期待を寄せている。
同認定には、A型(睡眠時無呼吸症候群や不眠症、過眠症、夢遊病などの睡眠時随伴症、突然眠くなるナルコレプシーなどすべての呼吸器系疾患に対応できる病院)と、B型(睡眠時無呼吸症候群だけ対応の病院)がある。
鹿児島厚生連病院では睡眠医療の長年の経験や睡眠に関する4編以上の論文の提出、学会の研修会参加など長濱博行呼吸器内科部長や技師4人が取得に努め、昨年7月に認定されて準備を整えてきた。
長濱部長は「これまで呼吸器関係の全体をまとめて診療する病院は県内になかった。それだけに、認定病院へのハードルが高い中、体制ができてうれしい。症状のある人は気軽に診察に来てほしい」と話していた。
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