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「鹿児島県厚生連創立30周年記念 厚生事業先進地視察研修を実施」







 JA鹿児島県厚生連では、去る11月13日〜15日の3日間に渡り、愛知県南知多町の特別養護老人ホーム・大地の丘と静岡県浜松市のJA静岡厚生連遠州病院の視察研修を行いました。
 この視察研修は、先進地の施設や事業運営の状況等を視察し、今後における本県農協厚生事業の発展に寄与することを目的に、本会の創立30周年を記念して実施したもので、県内JAの組合長・常務、中央会・各連合会の会長・常務の他、本会から川井田会長ら25名が参加しました。

 特別養護老人ホーム・大地の丘は、地元行政・医師会・JAあいち知多・JA愛知厚生連が協力し平成17年10月に開設され、JAおよび厚生連が設立に関与した特別養護老人ホームの中で最も新しい施設となっています。居室は完全個室で、入居者の生活環境としても快適であり、明るく開放的な雰囲気でした。
 研修の中で同施設の片桐理事長(知多厚生病院名誉院長)は、「組合員への恩返し運動としてこの施設運営に取り組んでいます。」と話されていました。

 JA静岡厚生連遠州病院は平成19年4月に新築移転され、都市型の病院として立地条件や交通アクセスにも恵まれ、最新の医療機器を整備し、病院と健康管理センターが一体となった施設となっています。
 また、病室はプライバシーを配慮した個室的多床室となっている他、1階の待ち合いフロアにはエスカレータや最新の表示板システム・自動支払機も整備され、明るく開放的でアメニティの充実した環境となっています。
 研修の中で、新築移転については平成11年に検討を開始していることなど準備にかなりの期間が必要であったことの他、医師不足については本県と同様の課題を抱えていること等が説明されました。

 今回の視察研修では厚生事業の重要性を再認識するとともに、今後の本県における高齢者福祉活動や、開設から30年を経過している本県の病院・健康管理センターの今後を検討する上で、非常に有意義な研修となりました。