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”県内初” 肺がんCT検診車『鹿児島ほたる1号』を導入!!



 この度,JA鹿児島県厚生連(川井田 幸一 経営管理委員会会長)では,県内で初の肺がんCT検診車「鹿児島ほたる1号」を導入し, 去る12月18日(土)にJR鹿児島中央駅前で国会議員・行政関係者,JAグループ関係者,鹿児島大学・医療関係者など約70名の出席のもと完成披露式典を開催しました。
 式典は,日本成人病予防会の萬歳 章 理事長より寄贈元である日本宝くじ協会からの贈呈状の披露,川井田会長の主催者挨拶,JA鹿児島厚生連 春田 俊博 理事長の経過報告,鍵の引渡しと進行し,最後にテープカットを行いました。


【萬歳理事長より川井田会長への鍵の引渡し】

【テープカット】
 
「鹿児島ほたる1号」は,全長11.5m,16列マルチスライスCTを搭載しており,高画質の写真を短時間で受診者の負担無く撮影でき,5ミリ程度の早期の肺がんも発見が可能です。
 肺がんによる死亡者数は,近年増加傾向にあり平成21年のがんによる死亡数の第1位となっています。現在のレントゲン写真を用いた肺がん検診では,肺と骨が重なる部分や心臓の後などで死角が多く,小さな早期の肺がんを発見することが困難な場合があります。  それに比べCTによる肺がん検診では,体を輪切りにした画像で診断するので早期のがんを見つけることができます。
 今後は,離島を含む県内各地域を巡回し,JA巡回健診や巡回単独検診においてCTによる肺がん検診を行います。喫煙者,肺がんの家族歴のある方,自覚症状のある方は,特に受診をおすすめします。


【肺がんCT検診車『鹿児島ほたる1号』】

【16列マルチスライスCT】

●『鹿児島 ほたる1号』のネ−ミングについて
 清らかな水と空気に満ち溢れる田園や里山などに生息する『ほたる』。地球規模で自然環境の保全が叫ばれる今日、豊かな自然とともに小さな命を育む『ほたる』はW自然環境の結晶Wとも呼ばれています。
 自然そして純粋なイメ−ジの象徴でもある『ほたる』が光を放ちながら、県内各地を飛び回り、県内のいたるところへ「健康」そして「命」の火を灯(とも)してくれる姿をイメ−ジしました。
 また、『肺がんCT検診車Wほたる1号W』が、鹿児島県内の離島を含めた各地域を巡回し、肺がんの早期発見・早期治療に大いに貢献し、活躍してくれることへの願いを込めました。