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御陣屋跡(所在地:下荒田二丁目天保山中学校内)天保山中学校内に、国道からよく見える「島津斉彬公御陣屋址」の大きな石碑が建っています。このあたりは、藩政時代、天保山調練場として、洋式調練や砲術、騎兵、工兵などの訓練が行われていました。島津家第28代藩主斉彬は、洋式砲術の研究と訓練に特に熱心で、ここに陣屋を置き、兵士の訓練の様子を見学し、兵士たちを力づけました。1958年(安政5年)7月8日、夏の暑い日に城下の各隊の兵士が参加して、ここで大演習が行われました。斉彬は朝から発熱し、体調が悪いにもかかわらずこの陣屋で訓練の指揮をとっていましたが、その後高熱で倒れ、その月の16日、藩主としてわずか8年で急死しました。 |