鹿児島厚生連病院
院 長 

前之原 茂穂 (まえのはら しげほ)


鹿児島厚生連病院は1980年(S55)9月に天保山記念病院の名称で消化器科を専門とした民間病院としてスタートしました。1985年(S60)11月に鹿児島県厚生連が取得し、1996年(H8)9月に正式に鹿児島厚生連病院と改め、公的病院として現在に至っています。全国の厚生連病院の中では比較的新しい病院になります。病院は鹿児島市を流れる甲突川の河口にあり松林に囲まれ、大変環境に恵まれています。

当院は鹿児島大学医学部との緊密な連携のもと、患者さんの病態に応じた最新の医療を提供しています。特に肝臓・肺の癌治療は九州でも有数の実績があります。さらに麻酔科、循環器内科、放射線科、眼科、耳鼻いんこう科、糖尿病、心療内科の専門医も診療を行っています。
2008年(H20)2月より電子カルテが導入され、2009年(H21)4月よりDPC(診断群分類包括評価)対象病院となり急性期病院として医師、看護師をはじめ、コメディカルも一体となったチーム医療が行われています。
また、がん専門薬剤師や化学療法認定看護師との協力体制も整い、外来化学療法も増加しています。

諸学会による認定施設として認可されている主なものは日本消化器病学会認定施設、日本肝臓学会専門医修練施設、日本外科学会専門医修練施設、日本循環器学会認定専門医研修施設、などです。2006年(H18)に日本医療機能評価機構により病院機能評価(Ver.5.0)も認定され、2007年(H19)に鹿児島県で初めてとなる日本睡眠学会睡眠医療認定医療機関(A型)にも認定されています。

2009年(H21)からCTが64列の機種にグレードアップするとともに、MRIも導入されました。また2010年(H22)1月から血管造影装置とCTを組み合わせた最新式IVR−CT装置が導入され肝臓癌を中心に、的確な診断と治療が可能になりました。

鹿児島県厚生連には病院以外に健診活動を行う健康管理センターと2007年(H19)に開設した生活習慣病センターがあります。今後とも「予防から治療に至る一貫体制」で、よりよい医療が提供できるよう努めますのでどうぞよろしくお願いいたします。