きゅうり
・うどんこ病・べと病に注意しましょう
・曲がり果や尻太果防止には、若どりをし、肥料を施して草勢を回復させます。

おくら
・梅雨明けの頃、敷きわらや敷き草をし て、乾燥防止をはかりましょう。
・下葉が込みあってきたら、着果節以下 1枚を残して摘葉します。

なす
・乾燥を嫌います。敷きわらや敷き草をして乾 燥防止をはかり、ダニ類の発生を抑制しましょう。
・秋なすを収穫するには8月上旬に更新剪定(切戻し)を行い、同時に肥料を施します。


トマト
・多雨多湿を嫌います
・梅雨時期の疫病に注意しましょう
・尻腐れは、カルシウム(石灰)欠乏による生理障害です。

 秋冬野菜は、アブラナ科の野菜が中心になりますが、同じ場所で同じ中間の野菜を植えると、連作障害により生育が悪くなる事がありますので、注意が必要です。
 主なアブラナ科の野菜は、キャベツ、白菜、大根、カリフラワー、ブロッコリー、カブなどです

<うねの方向>
 太陽光線がよく当たるよう「南北うね」がよいでしょう。
<種まき>
 品種の選定とまきどきを間違えないようにしましょう。
 とうだちや結球しないなどの原因となります。


<夏〜秋まき野菜>
7月〜8月の市郎さんワンポイントアドバイス!!
さといもの育て方
※連作障害が出やすいので、2〜3年間空けて栽培しましょう。
畑の準備 あらかじめ苦土石灰、化成石灰、完熟堆肥を全面にまいておきます。
植え付け 2月下旬〜3月上旬に50g前後の種いもを植え付けます。
ポイント ・土寄せ・芽かきが足りないと細長いやせたイモが多くなります。
・土寄せは、盛んに成長してきたときから梅雨明け頃までに3回。
・芽かきは、子イモから伸びた小さい芽をかき取るか、土で埋めてしまいます。
・芽つぶれ防止のため、乾燥とカルシウム(石灰)不足に注意しましょう。
ばれいしょの育て方
※ナス科の野菜なので、同じナス科のナス・ピーマン・トマトの後に植えると連作障害を起こしやすくなります。
畑の準備 あらかじめ化成肥料、完熟堆肥を全面にまいておきます。そうか病の発生を助長するので、石灰類は控えましょう。
植え付け 2月下旬〜3月上旬に40g前後の種いもを植え付けます。2〜3日置いて、切り口を乾かしてから植えましょう。
※そうか病・・・表面が「かさぶた状」になります。食べるに問題はありません。
1月〜2月の市郎さんワンポイントアドバイス!!
今回の野菜は「玉ねぎ」・・・玉ねぎは連作しても障害の出にくい野菜の一つ。
                       連作しても障害の出にくい野菜は他に、サツマイモ・カボチャ・ラッキョウ
                       などがあります。
畑の準備:あらかじめ苦土石灰、化成肥、完熟堆肥を全面にまいて、耕しておきます。
定   植:草丈20〜25cmの苗を約10cm間隔で植えつけます。
追   肥:12月下旬と春先に追肥をします。
1.期肥に過リン酸石灰などのリン酸肥料をプラスします。
2.苗を深植えしないように植え付けます。
3.植えつけたら株元をよく押さえて土を締めます。
  玉ねぎは土は締まりすぎて、生育が悪くなることはありません。むしろ通気がよすぎると育ちが悪くなります。
4.球が大きくなってから追肥はしないようにしましょう。
11月〜12月の市郎さんワンポイントアドバイス!!
9月〜10月の市郎さんワンポイントアドバイス!!

ハクサイ
種まき:8月下旬〜9月上旬に種をまきます。
定 植:本葉が4〜5枚になったら1ヵ所に2本ずつ植えます。
間引き:活着して盛んに伸びだした頃、育ちの悪い方をはさみで切りとります。

キャベツ
種まき:9月上〜中旬に種をまきます。
間引き:本葉が出始めたら間引きをします。
とう立ち:冬までに大きく育ちすぎると、春先のとう立ちの原因になります。

ダイコン
種まき:9月中〜下旬に1ヵ所4〜5粒ずつ種をまきます。
間引き:本葉が2枚の頃、子葉の形の良いものを3本残します。
     その後本葉が5〜6枚の頃1本立ちにしますが、このとき勢いの強いものを
     間引きします。勢いが良いのは、まっすぐ根が伸びていかないことが多いからです。

注意!
ハクサイ・キャベツ・ダイコンは、同じアブラナ科の野菜です。毎年同じ場所に同じ仲間の野菜を植えると、連鎖障害により生育が悪くなる事があるので注意が必要です

JA東部営農指導員 迫 市郎(生活課)

ワンポイントアドバイス

家庭菜園

市郎さんの