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【JA県中央会長賞】
姶良市立漆小学校  1年  平原 佳樹 さん

「ぼくたちのたんぼ」

 ことし、ぼくたちのがっこうではおこめづくりをしています。たうえのまえに、ぼくたちは、どろんこばれえやどろんこさっかあをしてしろかきのおてつだいをしました。ぼくたちがどろのなかをははしりまわったので、やわらかい、いいたんぼになりました。

 たうえのひは、あさからあめがふっていました。ぼくたちはあまがっぱをきて、たんぼにしゅぱっつしました。そのとちゅうで、うるしのたのかみさまのまえにならんで、みんなでおまいりをしました。「ぼくたちのたんぼに、おいしいおこめがたくさんできますように。」と、ぼくはこころのなかでおねがいしました。たんぼにはいるといちれつにならんで、ぴんとはったひものあかいしるしをめじるしに、なえをさんぼんずつうえていきました。なえがたおれないようにうえるのは、とてもむずかしくてたいへんでした。

 たうえからとうかぐらいたったころ、たんぼにあいがもをはなしにいきました。あいがもたちは、せまいかごからだされて、はじめのうちはこわがっているようでした。でもしばらくすると、みずのなかをゆっくりすすんだり、くちばしでみずのなかをつついたりしていました。このあいがもたちが、ぼくたちのだいじななえのじゃまをするくさやむしたちをやっつけてくれるそうです。ぼくはごはんがだいすきで、まいにちたべていますが、いままでそのおこめをつくることが、こんなにたいへんだとはぜんぜんしりませんでした。

 いま、ぼくたちのたんぼのなえはぐんぐんのびて、かぜにゆられておおきくなっています。そのよこをあいがもたちがなかよくいったりきたりしています。もうすこしすると、おこめのはながさいてみになるそうです。どんなはながさくか、いまからたのしみです。
「あいがもさん、ぼくたちのたんぼのために、もうすこしのあいだがんばってね。」