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【教育委員会賞】
鹿児島市立原良小学校  2年  湯田 諒彦 さん

「ごはん・お米とわたし」

 ぼくのおばあちゃんがつくってくれるおにぎりは、ふしぎです。

 三かく形でしおあじで、やわらかくて、とてもおいしいです。食べた時、こころがふわふわとしてあたたかくなります。ぼくは、
「おばあちゃんがつくってくれるおにぎりは、どうしてこんなにおいしいの。」
と聞くと、おばあちゃんは、
「おにぎりをつくる時に、すきすきを入れているからだよ。」
と教えてくれました。
「すきすきってなあに。」
と聞くと、
「すきすきはね、あきひこがごはんをたくさん食べてくれるようになるおまじないだよ。」
とおばあちゃんは言って、にっこりしました。

 ぼくが赤ちゃんだった時、あまりごはんを食べない赤ちゃんだったから、おかあさんはとてもこまったそうです。あばあちゃんもしんぱいして、ぼくがごはんをたくさん食べられるように、おにぎりをよくつくってくれたそうです。

 ぼくは今では、ごはんが大すきになりました。

 夏休みに、おにぎりをつくってみました。たきたてのごはんをボールに入れて、すこしさましてからラップをつかってつくりました。

 ごはんがあつくて三かくのおにぎりはできませんでした。あじも、おばあちゃんのおにぎりのように、しおあじがしませんでした。
「すきすきが入っていないからかなぁ。」
と思いました。

 ぼくはおばあちゃんに、
「今ど、おにぎりのつくりかたを教えてね。」
とでん話しました。
「すきすきを入れてつくろうね。」
とおばあちゃんが言ってくれました。

 ぼくは、おばあちゃんに早くあいたくなりました。